大友良英 ANODE
山口
12.8 mon. (大友良英ソロ)
12.9 tue.

京都
12.10 wed.

名古屋
12.11 thu.

東京
12.20 sat.


総合問い合わせ/制作マネジメント 
キャロサンプ
tel 03-3316-7376 fax 03-3316-7326
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●出演者

大友良英(composition, electric guitar)
杉本 拓(electric guitar)
西 陽子(prepared 17-string koto)
秋山徹次(turntable without records, contact microphone)
Sachiko M(sine waves, contact microphone)
芳垣安洋(percussion, drums)
一楽儀光(percussion, drums)
植村昌弘(percussion, drums)
イトケン(percussion, drums)
高良久美子(vibraphone,percussion)
恵良真理(percussion, crotales)
●コンサート内容及び作品解説

ANODEは大友良英が現在進行しているプロジェクトの中でも最も実験的な作品のひとつで、2001年にアメリカのレーベルTZADIKからCDがリリースされ、2002年の8月に札幌市で全曲演奏の世界初演が行われました。

この作品は幾つかの演奏上の制限をインプロヴァイザー達に設けることによって作られています。楽曲を構成する3つのシリーズにはそれぞれ異なるルールが設定されていますが、すべてに共通する約束事は次の通りです。

a)他人の演奏に反応してはいけない。
b)演奏に起承転結等のストーリーをつけてはいけない。
c)普段使っている音楽的な語法:リズム、メロディ、クリシェを使ってはいけない。

これらの制限はインプロヴァイザー達の自由を奪ったり耳を塞ぐのが目的ではありません。逆にそうした制限の中で開かれてくる新しい音の聞こえ方が即興演奏に何をもたらすか、ということにこの作品の根幹があるといえます。本来この作品はCDとして発表するため以上に、ライブ空間の生の音響を前提として作られています。コンサートではPAシステムを使わず、11人の演奏者が客席の周囲に位置し、観客を囲むようにして演奏します。様々な方向から聴こえてくる遠近感ある多様な音色の響きあいを実際の空間の中で経験すること。PAシステムを通さない可聴範囲を超えた音群が相互に共鳴したり反響したり、化学反応のように変調したりしながら刻々と様相を変えていくさまに耳を開いていく快感。そういった意味でANODEは、通常の音楽的なストーリーを楽しむのではなく、音そのものの肌触りから生まれるなにかに着目した作品であるといえましょう。音の響きだけに焦点を当てているという点では、音楽ファンではない人達にも分かりやすい、楽しめる余地の多くある作品であるともいえます。

スケジュール詳細 メンバー詳細